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クリエイターか表現者か。

February 4, 2016

 漫画家とか、ミュージシャンといった職業は、クリエイターとしての側面と、表現者としての側面があって、ほとんどの人はそのどちらかに偏ってるよなぁ等とぼんやり考えていた。

 自分はどうかというと、圧倒的にクリエイター気質で、作品を『生み出すこと』に興味があって、表現をするということにはあまり興味がない。具体的に言うと、物語を作ったり、どんでん返しを考えたり、ドラマを作ったりするのは好きだけど、それをわかりやすく伝えるための技法(コマ割りとか、構図とか、演出)を身につけることを後回しにしてきた。

 昔、バンドをやってた時期があったんだけど、その時も曲を作ることにばかり興味がいって、どうやったらライブが盛り上がるかとかを考えるのが苦手だったし、人前で演奏することに、あまり積極的でなかった気がする。

 最近、自分の作品の感想を、漫画仲間からもらう機会が増えたんだけど、自分がクリエイター気質ということもあって、表現者タイプの漫画仲間からの指摘は、目からウロコであることが多い。常に自分の思考の外からやってくる。

 漫画仲間でお互いに指摘し合い、高め合うことはとても重要だけど、誰の指摘を最優先にするかは、自分の成長にとって、とても重要なことだし、効率にも関わってくる。


 全ての助言を採用することはできない。どれを採用するかで迷う。そこで、自分が人からの助言を取捨選択するときの優先順位を明記しておく。

①人に読んでもらう前に、自分の作品の最も面白いところを、自分なりに明確にしておく。

②人からの助言で①がブレるような助言は採用しない。
③①がより大げさに、よりわかりやすくなるような助言から優先的に採用していく。

 多分この3つのことがわかっていれば、担当との打ち合わせもスムーズになるし、修正すればするほどつまらなくなってしまうなんてこともなくなるんではないか。
 で、これらを満たす助言をくれる人は、自分の場合、表現者タイプの人に多い。クリエイタータイプは、どうしても物語の根幹に関わるところを指摘しがちだ。

 逆に言えば、表現者タイプの人は、物語の根幹が曖昧な人が多いので、クリエイタータイプの助言がより参考になるんじゃないかと思ってる。
 


 これは多分、人間関係でも言えることなんじゃないかな。自分の魅力を、自分で明確に理解していれば、人からの指摘に振り回されなくて済む。的確な指摘には素直に応じられるし、的外れな指摘には、いちいち落ち込むことなく、スルー出来るようになる。そんな気がする。



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漫画論

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