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何も考えてないことが前提のアドバイスが、いかに無駄であるか。

April 3, 2016

 自分が漫画家になると決意したとき、周囲から激しく反対された。両親はもちろん、当時勤めていた職場の上司や、友人に至るまで。

 

 で、まぁビックリするぐらい、みんな同じこと言うんですよ。食えるか食えないかという話や、漫画家になれなかったらどうするの?とか、中には「お前には才能がないからやめておけ」とか、「結局今の仕事から逃げたいだけだろ?」とか暴言とも取れるものまで。

 

 そのときに悟ったんです。人がアドバイスするときは、目の前の人間が何も考えてないことが前提なんだなと。

 

 自分も馬鹿じゃないんで、その程度のことは充分過ぎるぐらい考えてるんです。100万回自問自答した末の決断。

 

 自分は教師を目指していたこともあって、人生のほとんどは安定志向で生きてきました。そんな人間が、不安定な道を目指すのは、それまで積み上げてきたものを捨てる覚悟の上での決断。何も考えてないわけないでしょう。

 

 以下のやり取りは、教師を辞めて3年間、ブラック企業に勤めていた時の会話です。

 

 

 

食えなかったらどうするの?(両親、友人からの質問)

食えるだけの人生に絶望したから決断したんです。食えない人生の方がまだマシです。

 

漫画家になれなかったらどうするの?(両親、友人からの質問)

さぁ?食えないことも覚悟の上なので死ぬんじゃないでしょうか?仮に死ぬ勇気がなかったとしても、教員免許を持ってます。

 

お前には才能がないからやめておけ。(ブラック企業のパワハラ上司の言葉)

お言葉ですが、ド素人のあなたに才能を見抜く目があるとは思えません。

 

結局、今の仕事から逃げたいだけだろ?(ブラック企業のパワハラ上司の言葉)

逃げるとか、逃げないとかそんな大層なものじゃありません。ただの方向転換です。(この上司も仕事辞めたかったんだろうなぁ。今にして思えば、嫉妬にまみれた言葉でしかない。)

 

 

 

 決意した人間にとって、引き止める言葉の中に、心を動かされるものは何もありませんでした(実際はもっと丁寧な言葉を使ってましたよ 笑 長くなるので端的に表記しました。これらのアドバイスが、優しさの上での言葉であることも理解しています)。

 

 このことがあってからは、人生の岐路に立たされた友人に相談されたときは、背中を押す助言をしようと心がけている。僕が反対しなくても、きっとたくさんの人に反対されているだろうから。そして何より、僕のところに相談にきてる時点で、100万回の自問自答は終わっているだろうから。

 

 僕は君と、その先の話がしたい。

 

 

 

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