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頭が悪いのではなく、勉強の仕方を知らないだけ。才能がないのではなく、原稿を描いてないだけ。

April 9, 2016

 昔、数ヶ月だけ、個人の進学塾で教えていた時期があったのだけど、そういう塾というのは、「(学習塾ではなく)進学塾」をうたっているだけあって、テストの1週間前に突然入塾してきて、「次のテストでは平均点以上を取れるように指導して下さい。」という保護者が結構いる(前回は平均60点に対し、20点ぐらいの生徒。しかもテストまでに塾にくるのは2回だけ)。

 

 正直難しい。もしかしたらベテランの塾講師には、その要望に応えられるノウハウがあるのかもしれないけど、数ヶ月しか経験のない自分にとっては、とても難しいものだった。

 というのも、数学というのは積み重ねが大事な科目なので、例えば九九を覚えてないのに、いきなり因数分解はできるようにはならないわけで。

 

 だけどもですね、20点からいきなり60点は取れないかもしれないけど、40点ぐらいに上げることは出来たりします(本人のやる気や、どこでつまづいてるかにもよりますが)。

 

 というのも、成績の悪い生徒のほとんどは、勉強の仕方がわかってないから。

 

 例えば、「今までどんな勉強してきたの?」と聞くと、「まずはノートまとめをして、テストまでにそれを覚える。」という。ふむ。詳しく聞くと、授業のノートとは別に、テスト用のノートを作って、そこに覚える公式や、大事なことを書き込んでいくんだそうだ。「これって、全科目やってるの?」「うん。」「このノート作るのにどれぐらいの時間かかった?」「5〜6日。」

 

 う〜ん。圧倒的に効率が悪い。そもそもノートは学校の先生がまとめているし、それを作るのに5〜6日もかかっているんじゃ、実際にこれを使って勉強するのは、ほぼ一夜漬けじゃないか。でも本人は一生懸命やっているので、勉強してるつもりなんですよね。

 

 特に数学という科目は、「問題に慣れる」ということが圧倒的に大事な科目で、例え公式を覚えたとしても、その公式に慣れていなければ、計算間違いが多発する。

 

 なので、そういう生徒に関しては、大量に宿題を出すだけでそれなりに成績は上がったりします。

 

 

 

 

 で、これって漫画業界も一緒なんですよね。「自分には才能がない。」と言っている人ほど、原稿を描いてない。なぜ描かないのかを聞いてみると、「原稿に入る前に、デッサンの勉強をしなければ。」「デッサンの勉強をするためには、筋肉や、骨格の勉強をしなければ。」「でも、漫画って絵よりストーリーですよね?ストーリーの作り方も勉強しなければ。」と、誰に植え付けられたのかわからない「勉強のイメージ」をひたすら追いかけている。

 

 そんなの、全部どうでもいいから。あなたの中の「勉強のイメージ」は、あなたの才能を潰そうとした大人がついた嘘です。まずはひたすら原稿を描いて、つまづいたところだけ調べるなり、人に聞くなりすればいい。

 

 基礎も大事かもしれないけど、まずは駄作を100本作るぐらいのつもりで実践を。少なくとも僕はそうしてます。

 

 

 

 

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