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友達は多い方がいいことのわけ。

April 13, 2016

 世間では「友達は多いほうがいい」とよく言われるけど、明確な理由が語られることが少ないと思うので、ここに記しておく。

 

 これは昨日の話にも通ずるんだけど、単純に選択肢を増やしておいたほうが、やっぱり交友関係においてもラクだからだ。

 

 例えば、友達が一人しかいない人がいたとして、その友達とケンカしたとする。その人はたった一人の友達を失うと、完全に孤立してしまうので、納得いかないまま相手の意見をのむか、自分の意見を無理やりにでも相手にのませるかしかない。

 

 だけど、友達が1000人いたらどうだろう。そもそも一度のケンカが気にならなくなる。仮に友達一人に嫌われたとしても、他に999人の友達ががいるので、大したダメージにならない。それにそれだけ友達が多い人は、新しい友達もすぐできる。

 

 友達の少ない人は、価値観の一致する人だけが友達だと思っている。逆に言えば、価値観が合わない人とは友達になれない。世の中には様々な価値観があることを認められない。その人の中では、友達を失うと、自分の価値観が間違っていることになってしまう。だから友達を失うわけにはいかない。だったらどうするか。攻撃的になり、相手の価値観を、無理やりねじ伏せようとする。結果、友達を失う。つまり、こういうタイプの人にとって、友達との関係は、依存の関係にある。

 

 一方、友達の多い人は、人と価値観が合わないことなんて当たり前だと思っている。価値観が合わないことを楽しめる。お互いがお互いの価値観を尊重し合ってるので、悩んだ時に相談しやすい。価値観が違うからこそ、自分にはない視点からの助言をもらえる。そもそもケンカにならないし、前述したように、なったとしてもダメージが少ない。完全に自立している状態。

 

 だから、対人関係において、攻撃的な人というのは、友達の少ない人だと言える。

 

 依存している人から見ると、自立している対人関係は、冷たくドライで希薄なものに見える。だけど信頼があり、尊重があり、攻撃のない対人関係でなければ自立した対人関係はありえない。「自立」とは、孤立のことではなく、「一人で行動していながら、いつでも助けを求められる人がいる状態」のことをいう。一方「依存」とは、「その人がいなければ、生きていけない状態」のこと。

 

 依存というと、弱い立場の人間が、強い立場の人間に対するものだと思いがちだけど、立場の強さはあまり関係ない。パワハラ上司などはまさにそれで、従順な部下がいないと、自分の立場が危うくなってしまう人。家庭内DVなども同様。

 

 依存から脱却するには、強い立場になって相手を支配しようとするのではなく、常に選択肢を増やしておくこと。依存すれば、必ずそこにつけ込んでくる人間が現れるし、負のスパイラルから抜け出せなくなる。

 

 

 

 

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乞うご期待!

 

 

 

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