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夢だけでは生きていけないが、お金だけあっても生きていけない。

April 24, 2016

 脱サラを決めた時、上司から「夢だけでは生きていけない」と、まぁ極々ありきたりの、他の人からも何回も聞かされた、ステレオタイプの説教をされたんだけど、それに対して「お金だけあっても生きていけませんよね」と話したら、その上司はキョトンとした顔をして、こちらの意図を理解してない様子だった。

 

 人が働く理由っていろいろあると思うんですよ。もちろんお金だったり、やりがいだったり。ん〜もちろん他にもいろいろあると思うんですけど、ちょっと今思いつかないんで、シンプルに「お金」と「やりがい」に絞って考えてみようと思います(笑)

 

 例えばですね、仕事の動機として、お金とやりがいの比率を考えた場合、100:0とか0:100で働いてる人ってほとんどいないと思うんですよね(ボランティアは除く。ここでの「仕事」とは、生活の基盤となるものを指します)。みんなこの間のどこかで自分なりの落としどころを見つけて働いてるはずなんです。

 

 特に100:0の人って限りなく0に近いですよね。自分のためにも、他人のためにもならない仕事を、延々と続けられる人なんてほとんどいないわけで。

 

 例えば、月々15万円の給料が支払われるかわり、一日中穴を掘り続けて、次の日にまた一日かけてその穴を埋めるという作業を、延々と続ける仕事があったとして、それを一生続けられる人ってどれだけいるんでしょうか。少なくとも僕は嫌だな。

 

 人それぞれ「お金」と「やりがい」の落としどころは違うのに、そういうのを全部無視して、「夢だけでは生きていけない」と吐き捨てられるのは、「やりがいがあるなら、無給で働けるだろ」って言われるのと同じぐらい、とても暴力的だと思うんですよね。

 

 似たような言葉で、「選ばなければ仕事はいくらでもある」ってのもありますけど、それも僕はとても嫌いな言葉です(まぁでも世の中には、本当にただ働きたくないってだけの人がいるから、そういう人には有効かもしれませんが)。

 

 お金とやりがいの落としどころを探しながら、「あぁでもない、こうでもない」と試行錯誤する時間が、若い頃にはあっていいと思うんです。特に今のように疲弊しきった時代は。そしてその落としどころは、歳を重ねていくうちに、どんどん変化していっていいと思います。生涯一つの仕事に専念する時代は、終わったのかもしれません。

 

 

 

 

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