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キレる人。温厚な人。

May 21, 2016

 よくキレる人と、温厚な人の違いは何だろうって考えたんだけど、「人の言動を記号的に捉えてるかどうか」なんじゃないかというところに行き着いた。

 

 例えば、優先座席に座ってる若者を、安易に「けしからん」と言う人は、「優先座席は年寄りのもの」という記号的解釈から抜け出せていない。若者でも、大病を患ってるかもしれないし、徹夜明けでボロボロなのかもしれない。

 

 父親殺しの高校生のニュースを見て、「若者がキレやすくなった」という人は、虐待の有無について考えが至っていない。

 

 

 

 

 Aという言動があったとして、それが善であるか悪であるかは、それだけでは判断できない。問題は、Aの背景に何があるか。

 

 

 

 

 他人への噂話も同じで、表面的な言動だけで、「アイツはこういうやつだ」とレッテルを貼りがちだけど、そういう人ほど、その人の生きてきた背景には目を向けない傾向にある。

 

 善悪のみで裁くのではなく、その人の背景に何があるのか。記号だけで判断する人は、思考が停止してしまっている。

 

 

 

 教師時代、良くないことをしてる生徒に、他の生徒が「そんなことしてたら怒られるぞ」と注意していて、それに対し「怒られるからやらないんじゃないだろ」と注意してた。怒られようが怒られまいが、自分が正しいと思うことはやればいいし、間違ってると思うならやめればいい。「怒られるからダメなこと」というのは、やっぱり記号的な考え方だ。勿論、「正しさとは何か」という問いかけが必要で、生徒にどう考えさせるかは指導者の力量が大きく影響する。

 

 こういう考え方をすると、「自分自身は果たして思考停止していないだろうか?もっと深く考えることは出来ないか?他者が気付いていて、自分が気付けてない出来事について、ちゃんと配慮出来ているだろうか?」と次々に疑問が湧き、他者に対して簡単にキレることは出来なくなる。

 

 つまり、キレる人は短絡的で、思考の浅い人に他ならない。人の背景を想像できる人は、どんどん温厚になっていく。

 

 もちろん、この考え方も、まだまだ深く突き詰めていくことは出来るかもしれないし、それによって自分の導き出す答えの着地点も変わるかもしれない。僕がいつもブログで自分の考え方を語ってるのは、あくまで、その時点での僕が導き出したものであり、全て発展途上にある。

 

 

 

 

 

 

 

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