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義務教育終了時に、最低限身につけておきたい能力。

May 30, 2016

 義務教育終了時に、最低限身につけておくべき能力って何だろうってことを考えてみた。

 

 読み書きや四則演算は当たり前として、例えば、因数分解とか、社会に出た時に直接的に役立たないものは、全部削ぎ落として考えた時に、最も重要なのは、多分「自分を守る能力」なんじゃないかと思った。そして「自分を守る能力」とは「自分の不満を認知し、解決する能力」のことなんじゃないか、というところに行き着いた。

 

 以前、欠乏についての記事を書いた時、自分自身が何に対して怒っているかわかっていない人があまりにも多いという話をしたんだけど、そもそも自分が何に不満を感じているかを認知していなければ、人は一生幸せにはなれない。

 

 例えば、ブラック企業に勤めていて、魂が疲弊しきっている人が、後輩のミスにイラつくケースって、無数にあると思うんだけど、その後輩に怒りをぶつけたり、退職に追い込んだりしたとしても、本人のストレスの原因が、雇用システムにあると認知出来なければ、何の解決にもならない。新たな後輩のミスにイラつき、その後輩を追い込むという負の連鎖が続くだけだ。仮にその後輩が、ミスをしなくなったとしても、重箱の隅をつつくように、どうでもいいことに、いちゃもんをつけ続けるか、怒りの対象を他に見つけるかが永遠に続く。

 

 自分が搾取されていたり、騙されていることに気付けぬまま、自分の不幸の原因が何かわからず、「世の中そういうもの」と思い込まされ、まわりに当たり続ける人生。あまりに不幸じゃないか。

 

 

 

 

 僕はあらゆる学問は、不満を解決するために生まれたものだと思ってる。絵画は写真のない時代に情報を記録するために生まれたわけだし、数学は物々交換の際に生じる軋轢を解消するために生まれたはずで(想像なので、根拠なし)、科学や、歴史も全部、あらゆる不満に対処できるように学ぶのだと思っている。

 

 だけど、「自分の不満を認知し、解決する能力」は、必ずしも学問を通して学ばなくてはならないものだとは思っていなくて、勉強が苦手な人でも義務教育卒業までには、最低限身につけるられるように、配慮することが望ましい。

 

 というわけで、「自分の不満を認知し、解決する能力」を段階的に分類してみた。

 

 

 

①自分が何に不満を感じているかを感じ取る能力。

②その不満を言語化して、人に伝える能力。

③不満を人に伝える際、言葉を選べる能力。暴力に訴えない能力。

④不満を解消するためにどうするかを、考える能力。

⑤人と相談できる能力。対話力。

⑥解決策を実行できる能力。

 

 

 

 ①〜③は小学校卒業までに身につけておきたい。

 

 こう考えると、「人の悪口を言ってはいけません」という教育が、いかに無駄な教育であるかがわかる。不満は言葉にして、人と共有しなければ、問題解決に至らない。大事なのは、「人の悪口を言ってはいけない」のではなく、言葉を選ぶことだ。「問題提起」という形をとることだ。

 

 不満を解消する能力が身についたら、今度は「理想を実現する能力」に発展させる。上記の「不満」を「理想」に置き換えれば、そのまま代用できる。

 

 大人はみんな、「夢を追え」と言うけれど、個人的には、夢を持つこと自体は、結構高次元なことだと思っている。なので、小学校で「不満」の①〜③を、中学校で「不満」の④〜⑥と「理想」の①〜③を、高校で「理想」の④〜⑥を身につけるのが自然な流れか。個人的には夢を持つのは義務教育卒業後でも遅くはないと思ってる(もちろん、早いに越したことはないけど)。

 

 最低限身につけなければならないのは、「不幸の回避」であり、「幸福の追求」は二の次でいい。

 

 それらを、学問以外を通して学べる仕組みを作りたい。

 

 

 

 

 

 

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